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ルナシルナシ

ここ最近よく聞くようになったゲームで稼ぐって何…?

ゲームで稼ぐ と聞くととんでもなく怪しい話に見えますよね。

しかし、そこにはしっかりとした仕組みがあるのです…。

今回は、NFTゲームの仕組みについて、現実と本音を書きます。

 

ルナシルナシ

仕組みを理解せずに始めちゃうとほんとに損します

NFTゲームって?概要は?

NFTGame

NFTゲームは。Play to Earnと言います。

別名P2Eとも呼ばれ、遊んで稼ぐという意味になります。

 

我々が当たり前の過ごしている会社員なんかは、Work to Earn(働いて稼ぐ)と言えますね。

この常識が、覆される仕組みがPlay to Earnです。

 

他にも、Move to Earn(動いて稼ぐ)や、Sleep to Earn(寝て稼ぐ)なんかもあります。

とんでもなく怪しいですよね、気持ちは分かります。
人は未知のものや、これまでの常識じゃまずありえないものは警戒して当たり前なので、その感覚は大事に持っておきましょう。

 

NFTゲームは、WEB3.0のサービスです。

WEB3.0については、以下の記事を参考にして下さい。
(WEB3.0の知識があると、よりNFTゲームに詳しくなれるはずです。)

WEB3(3.0)って一体何?一般人の生活はどう変わる?分かりやすく解説!

 

NFTゲームって色々な仕組みがあるんですが、最も基礎の基礎である形態でお話しすると、
ゲームで稼ぐためには、そのゲームのNFTを所持している必要があります。

ゲームによっては、スカラーシップというものを利用することもできますが、それはまた後で。

 

購入したNFTを使って、ゲーム内でバトルや育成をすると、その報酬としてゲームの仮想通貨がもらえます。

もちろんその仮想通貨は、円に換えられるので、それで稼ぐといった仕組みです。

 

普通の労働と違って、社会貢献してる感じでもないし、なんで遊ぶだけで稼げるの?って思いますよね
その疑問は最もです。

そんなおいしい話あるわけないだろって思うのが当たり前…ですが、お金の流入を理解すれば、きっとその謎は解けるはずです。

 

まずは下記の図を見てください。

NFTゲーム01

NFTゲームは基本的に

  1. ユーザー
  2. マーケット
  3. 運営会社

によって成り立っています。

ユーザーの役割

稼ぐのに必要なNFTを持っている人たちです。

基本的に仮想通貨を使用して購入し、プレイします。

ユーザーはNFTのアイテムやキャラクターを使用してクエストなどをこなすことで、仮想通貨を稼げるようになっています。

必要とあればゲーム内課金とかもします。

マーケットの役割

NFTの売買が行われているところです。

ユーザーはここからNFTを購入したり、所持しているアイテムをNFT化したりします。

ゲームの報酬でNFTをもらえることもあり、それを売却して稼ぐケースもあります。

運営会社

NFTマーケットで売買したところから手数料をもらいます。
今まではRMT(リアルマネートレード)と言う、ユーザー同士でアイテムやアカウントを売買する行為が目立っていました。

RMTは運営に一切の利益がなく、得しないので禁止しているところがほとんどでした。

しかし、マーケットを通せば運営会社にも利益があるので、公式公認RMTと言われたりもします。

また、運営会社が新規にNFTを発行することで、その売値も入ります。

他にも、ユーザーに広告を見せて広告費を頂いていたり、ただバトルさせるキャラを育成するだけで手数料を取ったりすることもあります。

 

 

基本的にお金のバランスがしっかり釣り合っていれば、しっかりお金が循環してNFTゲームが稼働します。

NFTゲームの仕組みをさらに深く

NFTGame2

さきほどまでは、基本的なお金の循環のお話をしました。

ここからは、さらに掘り下げて解説を行います。

NFTゲーム02

まずはスカラーシップのお話から。

ゲームによっては、スカラーシップ制度と言う制度があります。
スカラーシップとは、オーナーが購入したNFTをプレイヤーに貸し出して、プレイヤーがゲームの攻略を行います。

オーナーはお金をかけてNFTを購入する代わりに、プレイヤーに貸し出して代わりにプレイしてもらうことで空き時間を作れます。
プレイヤーは、お金をかけずにゲームで仮想通貨を稼げます。 お金をかけない代わりに、時間を使って攻略を繰り返し、オーナーから何割か報酬を頂けます。

 

運営会社は、開発費などでお金を使います。

運営会社はお金を使い、ユーザーはお金を引き出します。

お金が出ていく一方なので、お金をどこかから補充しなければなりませんよね?
でないと、循環が崩壊してオシマイです。

では、どこからお金を補充すればいいのでしょう?

 

答えは、新規参入者からです。

新規参入するプレイヤーやオーナーが、初期投資でNFTを購入することでお金が流入します。

 

これが、NFTゲームの全貌です!

 

 

ルナシルナシ

ん?そのままだとお金の流入ってすぐに尽きるんじゃ…?

そう思ったあなたは、鋭いです!

 

今のNFTゲームってほぼこういう仕組みなので、プレイヤーが無限に増え続けなきゃいけません。

でも、人口は有限です、必ずどこかで破綻してしまうんですよね。

ゲームが流行って仮想通貨のレートが上がれば、それも運営の利益になります。

しかし、無理に巡回させようと仮想通貨を刷りすぎればインフレして終了。

 

そして、運営会社は、お金が循環が成立しそうになくなれば、ゲームを終了する。
そうならないように、少しずつユーザーへの分配を絞っていき、会社の方に通貨を貯め込むんです。

蓄えられた通貨は会社の利益となって、撤退。

現状はそんな感じです。

NFTゲームって稼げないのでは?

NFTGame3

結論から言えば、稼げます。

ただし、NFTゲームって、上記でも説明した通りどんどん破綻していくビジネスモデルなんです。

 

実際、どのNFTゲームも1ヶ月もすれば価値が暴落してオワコン化しています。
それは、新規流入がなさすぎてお金の循環が追い付かなくなってるからなんです。

つまり、いかに早く参入するかが全てです。

 

早期参入した人は初期投資を回収し終わって、利益を出しますが、後から入った人は摂取されて終了が現実です。

もうただの詐欺じゃん!って思うかもしれませんが、法を犯してるわけではないので、厳密には詐欺じゃないです。
ただ、法の抜け穴を使った最悪のプロジェクトが量産されてしまっているのが、悲しいことに今の現実です。

 

このような形態は過去の詐欺手法である「ポンジスキーム」とよく似ていることから、ポンジゲーと呼ばれたりしています。

実際、大人気ゲーム「マインクラフト」がNFT禁止を明言しました。

遊ぶゲームじゃなくて、お金儲けゲームになってしまう為、マインクラフトの限定アイテムとかを作って売買するのは禁止するよってことみたいです。
大手メーカーSEGAも、NFTゲームへの参入を予定していたところ、撤退することにしていました。

私も1ゲーマーなので、実はNFTゲームのことは仕組みを知った上で、あまり良く思っていません。
ただ、NFTという技術自体は革命的で、これからも必要な技術だと確信しているので、全否定まではしないつもりです。

 

大好きなゲームが浸蝕されてるという感情と、未来の技術を否定するわけにはいかないという感情でごちゃごちゃしてます。
でも、ゲームとNFTって正直あまり相性が良いとは個人的に思えませんでした。

NFTの使いどころは別にゲームじゃなくてもいいよねってところが、正直なところ本音です。

 

また、全部が全部ポンジゲーみたいな仕組みではないので、そのあたりも次に説明しようと思います。

既存のNFTゲームの裏側

NFTGame5

NFTゲームは基本的に新規参入者を養分としたビジネスモデルで、まるでねずみ講に似ています。

ただ、全部が全部そうではないんです。

 

新規参入以外にお金の入口を設計しているものは、ある程度持続的な運営が為されます。

ようは、新規が養分にならないように、新規参入以外の収入があることが重要です。

 

例えば、ゲーム内広告、グッズ展開、ゲームで収集したデータを活かした商品開発、ゲーム内課金…
海外ならそれら+賭博要素なんかもそうですね。

とりあえず、なにかしらお金が入る仕組みがあれば、まともにビジネスをする気があると判断できます。

 

そういうのは全て、NFTゲーム公式のホワイトペーパー(WP)に書かれています。

ホワイトペーパー(WP)を制す者はNFTゲームを制すと言われるくらい、ホワイトペーパー(WP)は極めて重要です。
ホワイトペーパー(WP)がないNFTゲームは論外なので、よく覚えておいてください。

 

万が一ポンジゲーに手を出してしまっても、初期参入なら普通に利益が出ますし、自分と同じようにうっかり投資しちゃった人が増えることを祈りましょう。

最近は私のように本音や現実を言う人や、自らの体験により、NFTゲーマーの警戒心はかなり上がっています。
仕組みを理解した人もどんどん増えている印象があるので、今さらポンジゲーに手を出す人は少ないかもしれませんが…。

積極的に布教したり出来たら、自分が得できるのでNFTゲームのインフルエンサーは本当に最強だと思います。

まとめ

NFTゲームの仕組みについてお話してきました。

結局NFTゲームは初期参入すれば稼げて、少しでも出遅れたら養分と化して終了という話でした。

 

NFTゲームってゲームをプレイするより、もっと簡単且つ確実性も高い稼ぎ方があるのですが、それはまた別の機会でお話します。
NFTゲーム自体も悪いものばかりではなく、ちゃんとお金の流入を複数設けているゲームもありますので、私のサイトではそういったゲームを紹介していきたいなと思っています。

ただ、NFTゲームの未来は個人的に明るくないと考えており、今だけの一時的な流行だと思っています。
NFTゲームは伸びない…仕組みがちゃんと理解出来ている人なら、そう思うはずです。

 

まずNFTとゲームの相性の悪さ、そしてお金の流入源を増やす難しさ
問題点や課題点は山積みですし、クリアするのは相当厳しいと思います。

大手会社も参入を見送ったり、ゲーマーや海外でもとても不評で、NFTは悪とまで言われているほどです。
実際私もゲーマーとしてはやはり複雑に思いますし…。

NFTという技術自体は素晴らしいんですけど、いかんせんゲームとの相性が悪すぎてNFT=悪みたいな印象が強まりすぎています。
NFTゲームは、ゲームというよりは、M2Eのように生活において必要なものに取り入れて、その情報を提供することでお金が流入する仕組みくらいが健全ですね。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。