暗号資産デビューしたいけど、コインチェックって危なくないの…?
コインチェックを不安に思う方も少なくありません。
確かに過去にNEM(ネム)のハッキング事件がありましたが、過去に事件があったのはクレジットカードや銀行なども同じです。
事件を経てどのように、成長し、対策したのか
今は本当に安全なのかどうかについてお話していこうと思います。
コインチェックの公式サイトはこちら:https://coincheck.com/ja/
コインチェック(Coincheck)が過去に起きた事件って?
コインチェック(Coincheck)に起きた事件は、2018年1月26日に起きたハッキングによる仮想通貨の盗難でした。
被害総額はおよそ580億円相当で、日本における有名な事件、「3億円事件」に比べても異常な被害額なので、非常に大きい事件として連日報道されていました。
この件でほとんどの暗号資産は取引不可、日本円出金も出来ず、大騒ぎ状態に。
金融庁に事情聴取を行われ、1月29日に財務省からは業務改善命令を出しました。
コインチェック(Coincheck)に起きた事件の原因は?
NEMを管理していた口座は、ホットウォレットで管理されていました。
ホットウォレットとは、常にネットに接続しているウォレットで、利便性が高く低コストで管理出来るメリットがある管理方法です。
(ちなみにホットウォレットの対義語、コールドウォレットはネットを遮断した完全オフラインでの管理のことを言います)
常時ネットに繋がっているため、クラッキングには非常に弱く狙われやすい特徴があります。
今回の事件は、そのようなセキュリティの脆弱性を突かれたことで発生しました。
コインチェック(Coincheck)はその後、どう対策した?
コインチェック(Coincheck)のクラッキング事件が発生したことで、利用するのを躊躇う方も多そうに思います。
確かに資産が大きく失われる事件だったので、強く警戒するのは正しい反応です。
しかし、今のコインチェック(Coincheck)は徹底的にセキュリティを強化しました。
対策01. コールドウォレットに移行
ホットウォレットで管理していたことでクラッキングを受けたので、今はネットから完全遮断したコールドウォレットで管理をしています。
ウォレットとは暗号資産のお財布のことで、ホットウォレットは鍵をかけてない家の玄関に置いているようなものでした。
家の玄関に置いているので出かけるときにサッと持ち出せたり、すぐに置けて便利ですよね。
コールドウォレットは、家のシェルターの金庫に厳重に管理している状態のことです。
毎回毎回買い物に行くごとに、シェルターに入って金庫を開けなければならず、非常に手間のかかるものでした。
今のコインチェックはコールドウォレットで管理しているため、
これにより、不正アクセスを防ぎ個人情報や暗号資産の流出がしないようになりました。
対策02. 2段階認証を採用
不正アクセスを防ぐ対策の2つ目は2段階認証の採用です。
専用アプリによるワンタイムパスワードの入力を必須にすることで、外部からログイン出来ないようになりました。
ログイン情報などが流出してしまっても、完全に独立した2段階認証によって不正アクセスが出来なくなったのです。
2段階認証とは、1分ごとに自動更新されるパスワードが求められます。
パスワードを特定するのには、どれだけハイスペックなコンピュータを使おうとそれなりに時間がかかります。
たった1分ですぐ別のパスワードに変わる為、どう頑張ってもパスワードを解析することは不可能なんですね。
それが、二段階認証です。
対策03. 経営体制の見直し
数々の賞を受賞するトレーディング技術開発力を持つオンライン金融グループ「マネックスグループ」の子会社になり、社外取締役を中心とした役員構成にしました。
安全対策のための体制構築を強化し、また、事件以降は国が動いて業者の登録制やマネーロンダリング規制等、あらゆる施策を実施しました。
国は暗号資産取引の安全性向上、信頼性を得るために日々法整備などが進められています。
自身で出来る対策は?
暗号資産の運用は、自身でリスク分散をするだけでもかなりリスクを抑えられます。
では、どのようにして暗号資産を守ればいいのかを紹介していきます。
取引所を分散させる
暗号資産を扱うならコインチェックのような取引所は必須です。
しかし、クラッキング事件だけでなく、送金ミスなど自身の操作ミスによって暗号資産が全て紛失してしまう可能性もあります。
複数の取引所に暗号資産を分散して管理しておけば、いざという時の被害が最小限に抑えられます。
管理は面倒になりますが、生活に関わることなのでしっかり検討しておきましょう。
ウォレットを使い分ける
すぐに取引する予定のない暗号資産は、自身のコールドウォレットでの管理を強く推奨します。
長期保有を目的とする場合などは特に必須と言えます。
ただ、コールドウォレットは秘密鍵を専用の端末や紙で保管しているため、紛失や盗まれてしまうと暗号資産を失ってしまうことがあります。
紙に保存してあるペーパーウォレットは、同じペーパーウォレットを二つ以上用意するなど、管理を厳重にしなければなりません。
まとめ
コインチェック(Coincheck)に発生した大きな事件がキッカケで暗号資産そのものに警戒する人や、利用を躊躇う人が増えてきたように思いますが、
現在のコインチェック(Coincheck)はセキュリティを改善し、それ以降は大きな事件もなくたくさんの人に利用される取引所になりました。
事件が発生したことで、逆に強く生まれ変わったコインチェック(Coincheck)は、もはや最強と言えるでしょう。
現在では安全に利用出来るようになったので、安全性の不安があった方は安心してご利用下さい!
コインチェックの公式サイトはこちら:https://coincheck.com/ja/